ガイドとインタープリターの違い
ガイドとインタープリターの違いについて
皆さんはインタープリターという職業をご存知でしょうか?インタープリターとは本来「通訳者」という意味です。それが野外の世界ではネイチャーガイドのような職業を指す言葉になります。日本語では自然案内人や自然解説者などと置き換えられることもあります。では通訳者の意味のインタープリターがどうして自然の案内をする者の名称になるのでしょうか?
なぜインタープリターというの?
それは野外におけるインタープリターは人と自然の通訳をする人という意味なのです。すなわち自然の発するメッセージを分かりやすく人に伝え、自然との触れ合いを通じて、喜びや感動を分かち合う解説活動のことになるのです。また自然解説の事をインタープリテーションと言います。
ガイドとは違うの?
ガイドは英語でも「道案内」や「先導」という意味合いが強く、山のガイドというと山を案内する人というイメージかと思います。また山岳ガイドや登山ガイドは日本山岳ガイド協会発行の資格の名称でもあり、職能範囲がしっかりと決まっているので使い分ける必要があります。上記のガイド資格はどちらかという登頂を目的としたガイドであり、ネイチャーガイドや自然ガイドとは山行の目的が異なります。
つまり、安全に山頂に行くことを目的にするのであれば山専門のガイドに、自然に親しむために野外に出かけるのであればインタープリターに依頼することになります。どちらもそのために技術も知識も備えていますので、個人で行くのとは全く違う満足感が得られると思います。
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